卵アレルギーの治療!【負荷試験】実際の進め方は?2歳児の体験談

娘は卵アレルギーの疑いがあるため、ずっと卵を食べさせるのが怖く除去をしていました。

このまま除去を続けたままだとアレルギーの免疫がつかずに食べれるようにならない!と思い、 卵を少しずつ食べさせて免疫をつけていく治療(経口免疫療法)をしていくことに決めました。

そして どの程度の摂取でアレルギー症状が出るのかを調べるため、負荷試験を行うことになりました。

ちなみに負荷試験は娘が2歳の時に行いました。

負荷試験の当日の様子や、実際やってみてどうだったか?についてお話しします。

負荷試験や経口免疫療法に興味がある方に参考となる記事ですので、ぜひご覧ください。



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負荷試験とは?

負荷試験とは アレルギーと疑われる食品を病院で観察のもと実際に食べてみて、どのくらいの量でどのような症状が出るかを確認することをいいます。

負荷試験は最も信頼性の高い食物アレルギー検査と言われています。 皮膚検査や血液検査は診断の目安にはなりますが、それだけではアレルギー確定とはいえません。

実際食べた時にアレルギー反応が出てしまう、症状が出てしまう場合に確定診断がされます。

病院での負荷試験は医師の監視のもとされるので、アレルギーの強い症状が出た場合には、薬の投薬・点滴・注射など適切かつ早急に処置してもらえるのため安心できると感じました。

負荷試験を始めることになった経緯

娘は0歳児の時に乳児湿疹がひどく、いつも肌がジュクジュクしている状態でした。

とあるきっかけで受けた血液検査の結果より、卵アレルギーであることが判明しました。

アレルギーの子供を持つ親向けに市が主催する講演会があるということを保育園の先生から聞き、そのアレルギー講演会を受けることにしました。

そこでお話しされていた先生が近くの総合病院皮膚科の先生で、小児アレルギーの治療を専門にしている方でした。

その先生は「 アレルギーは治療できる。医師指導の元、適切な量を毎日少しずつ食べさせることで、体に免疫をつけさせて治す」という方針で経口免疫療法での治療をさせているとのこと。

以前からできれば小学校入学までにはアレルギーを治したい!給食でみんなと同じものを食べれるようにしてあげたい!と考えていました。

特に小学生くらいになると親がいないところでお菓子の交換などもする機会があると思うし、そういった時にアナフィラキシーショックがでると怖いなという思いがありました。

その後その先生がいる病院を受診し、話を聞き納得した上で先生と一緒にアレルギーの治療をしていくことに決めました。

まずは 病院で負荷試験を行い、どの程度の卵でどういった症状が出るのかというのを見極めるということを始めることになりました。

実際の負荷試験の様子

各病院によると思いますが、私たちが受けた負荷試験は1日だけの日帰り入院でした。

当日の持ち物

・ゆで卵を細かく刻んだもの(作り方はこちら )

・水分(水またはお茶)、コップ

・着替え一式

・ハンドタオル2枚

・保険証や受給券

・低月齢のお子さん:お食事エプロン

・アタラックスP散

→かゆみや蕁麻疹の改善する薬(事前処方済)

・プロペト

→食事の際口周りに塗りアレルギー物質がつかないよう保護をする(事前処方済)

・子供がお気に入りのおもちゃなど

当日の流れ

  • 受付を済ませ、病棟へ行きます。私の時は他に3人同じように負荷試験で1日入院のお子さんがいました。
  • 先生が来られて体や口周りのチェックをします。(変化に気付くためアレルギー症状が出る前の体の様子を見ておく)
  • 作ってきたゆで卵を刻んだものを看護師さんに渡します。
  • 看護師さんが正確にグラムを計って小分けにしてくれます。
  • 時間になったらまず卵1gを食べさせます。この時口周りにつかないように注意して食べさせます。
  • ベッドの上で30分間様子を見ます。
  • 先生が症状の確認をします。
  • 症状がひどくなければ次は先程の卵にプラス1gを食べさせます。
  • その後は強い症状(強い痒み・蕁麻疹など)が出るまで上記を繰り返して、どこからが症状が出るかを確認します。

娘は卵4gで痒みや赤いブツブツが出てきたため、そこでアレルギーを抑える薬を飲んで負荷試験を終了しました。

負荷試験終了からも 1時間は病棟のベッドで経過観察をします。

子供は飽きて動きたがりますが、病室からは出れないのでおもちゃであやして遊んだりして過ごします。

帰宅はまっすぐ家に帰り、 負荷試験を受けた当日は外出は避けます。

負荷試験をやってみてどうだった!?

負荷試験中は 先生や看護師さんがつきっきりでいてくれるため、安心して卵を食べさせることができました。

また、負荷試験をしたことで 実際gから症状が出るのか明確にわかったのが良かったです。

うちの娘は途中で症状が出ましたが、最後まで食べさせても症状が出なかった子については「今後家で少しずつ食べさせていってもらえば大丈夫です」ということで特にアレルギー制限はなしと言われていました。

娘は症状が出たため保育園などではアレルギー制限ありで、保育園では卵は完全除去食にするよう指示を受けました。

負荷試験はあくまでどれくらい摂取すれば症状が出るのかを調べるための試験で、 負荷試験を受けて摂取量を決めてから本格的な経口免疫療法の治療が始まります。

うちの娘は毎日6gずつ卵を食べさせて2週間後にまた病院を受診するよう指示を受けました。

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卵を1個食べれるようになったため、病院でアレルギー完治という診断をしてもらいました!

保育園の給食もこれからは卵除去食は解除され、同じものが食べられるようになりました。

特にうちが通っている保育園ではアレルギーの子は特定原材料5品目(卵・乳・小麦・そば・落花生)全て除去したものになってしまうので、栄養の偏りの心配もあったのでアレルギー解除になって良かったです。

毎日卵を食べさせるのは最初は大変だと思いましたが、慣れると毎日のルーティンで大きな負担はありませんでした。

実際どのように家で卵を作ってあげているのかについての記事はこちら

負荷試験や経口免疫療法を考えている方の参考になれば嬉しいです。



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